2016年2月21日日曜日

自炊環境の設定5


 ScanSnapで取り込んだ画像を編集します。


 取り込んだ画像ファイルはバラバラです。また、カバーはそのまま取り込んでいるため、表面と裏面が1ファイルになっています。これをトリミングして見やすくするとともに、1つのファイルにまとめる作業をおこないます。

 1つのファイルとしてはZIP圧縮ファイルにするやり方と、PDFファイルにするやり方があります。ここでは編集のしやすさからPDFファイルにします。
 PDFファイルを作ったあとでZIPファイルに変換することも比較的簡単にできます。

ScanSnapで取り込んだ画像ファイル


自炊環境の設定4で取り込んだ画像ファイルは次のようになります。




 カバーは「カラー標準設定」で取り込み、中表紙や中綴じ「カラー特殊設定」、本体は「グレー標準設定」で取り込んだため、ファイル名は設定した通りになります。

 このようにすると、ファイルを更新日時で並べた時に1冊めと2冊めの境界がわかりやすくなります。

ScanSnap Organizerによる編集

 ScanSnap IX500に付属する編集ソフトScanSnap Organizerを使って、取り込んだ画像ファイルを編集していきます。バンドルされているAcrobat Standardを使っても可能ですが好みの問題です。


ScanOrganizer準備

  「フォルダの割当」でツリーウィンドウに画像フォルダを割り当てます。
 ScanSnapで取り込み画像を保存したフォルダを開くと以下の様な画面になります。
 


ScanSnap Organizerの編集画面にカバー画像を開く

 カバーを取り込んだPDFファイルをダブルクリックすると、ScanSnap Organizerビューアが開きます。2枚目は不要なので削除します。



ScanSnap Organizerの編集画面でカバー画像を編集

 カバーファイルをコピー&ペーストして同じものを3枚作ります。



 次に1枚目のの画像ファイルを開いて、トリミングを押します。マウスで表紙部分を下の画像のように範囲選択します。範囲選択できたら、ダイアログのOKボタンを押します。

これが閲覧ソフトで本棚表示にした時に表示される画像になります。




 同様に2枚目で裏表紙部分についてもトリミングをおこないます。

 ただし3枚目はそのままにします。完了したら下のようになります。



ScanSnap Organizerの編集画面で中表紙、中綴じ画像を追加

 中表紙、中綴じ画像のPDFファイルを1枚目(カバー表紙)と2枚目(カバー裏表紙)の間にドラッグ&ドロップします。



ScanSnap Organizerの編集画面で本体画像を追加

 本体画像も同じ要領で追加していきます。追加するページ位置に注意します。

 追加できたら、ページの順序が間違っていないか、追加残しが無いか確認します。

 自炊したファイルは見開きモードで閲覧することが多いと思いますので、見開きモードにした時に正しく表示されているかどうかを確認します。右綴じの場合、見開きモードでは右側のページが奇数に、左側のページが偶数になるはずです。

 本体の奥付は奇数になるはずです。



 これで編集は完了です。


 最後はカバー裏表紙(トリミング済)、カバー全体と並ぶことになります。

自炊ファイルの保存

 ファイルを保存して編集画面を閉じます。このときのファイル名は

[著者名]本のタイトル(コミック名、出版社名) のようにします。




自炊ファイルの確認

 出来上がったファイルの画像を確認します。私はここでAcrobat Standardを使っています。

 画像を見ていくとこのように線が入る場合があります。ScanSnap IX500のセンサー部分にゴミが付いているためにノイズが入るのです。

 このような画像が出てきた場合は、問題のページのみ、あるいは全部を再取り込みして入れ替えます。



以上で自炊ファイルの作成までが終了となります。

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